-ワールドカップの開幕戦が無事に終わりました。率直な感想をお願いします。
メキシコが上手でしたね。南アフリカもボールを繋ぐ意識が高く、どちらがボールを持てるか大会の雰囲気も感じさせられる試合になったのは意外でした。この対戦はロングボールやカウンターがメインになると聞いていたので。
-メキシコといえば、元祖可変式の印象があります。この試合のメキシコがどんなサッカーだったかを説明してください。
最初は、CHのリラがサリーする形で3バックを形成していました。南アフリカが【532】だったことはサプライズだったそうです。南アフリカの意図としては、メキシコの【325】にかみ合わせながら、自分たちはボールを保持することで試合を優位に進める予定だったのかもしれません。
南アフリカは2トップでメキシコの3バックに向き合うのですが、そこまでハイプレッシングをかける雰囲気もなければ、中盤から選手を上げて動員する気もないようでした。ボールを持てたメキシコを見ていると、左サイドバックのガジャルドがウイング化、この試合で大活躍したキニョネスが内側に移動する形は非常によくある4バックからの【325】への変化でした。
-可変式が一般になったことで、メキシコの可変式も読み取りやすくなったんですね。プレッシングでは442の◇を採用していることも印象に残っています。
ちょうどブログに書いたばかりだったので、驚きましたと言いたいところですが、そりゃそうだろうなというか。南アフリカがここまでボールを繋いでくるとメキシコが予想していたかは定かではありません。しかし、相手が繋いでくるとなると、ハイプレッシングを可能とする442◇で実行する柔軟性はこの試合を通じて、メキシコの良さだったのではないかと。
-メキシコの柔軟性について、ボール保持では何か感じるものがありましたか?
メキシコが先制したことで、南アフリカが少しプレッシングを強める雰囲気を出してきました。となると、ほぼマンマークのようになるわけですが、メキシコは颯爽とサリーの形を変えます。リラが中盤に残り、右サイドバックのレジェスが3バックの一角になります。左サイドバックはウイング化することが決まりごとだったので、用意された作戦だったのでしょう。
レジェスは右ウイングのアルバラドをサポートしながら、浮遊している印象でした。ある意味で、右ハーフスペースは空白といえば空白なのですが、空いている場所を空いたままにして、誰があの位置にいってもいいよねというメキシコの柔軟性は印象に残っています。
例えば、リラがサリーして、中盤のグティエレスたちはサイドに流れる。となると、中盤が空洞化しますが、その位置にキニョネスが下りてくることもある。メキシコの追加点はこのキニョネスの下りる動きが起点になっていました。中盤の選手がサイドに流れるのは、近年でスタンダードになったビルドアップの出口となる動きに前線の選手の下りる動きをあわせているのは良かったです。
ニュアンスとしては、ラウールとキニョネスは2トップのような関係性にもときどき見えました。南アフリカは左ウイングバックのモディバが攻撃のキーとなる選手だったようで、ウイングのアルバラドを下げて対応するところも柔軟だったと感じました。
給水タイム空けでは、より南アフリカが死なば諸共感を強調するようになります。となると、メキシコは4バックのままビルドアップしたり、リラをもう一度下ろしたりと、相手の変化を見て、対話できるところは、どのチームとやってもそれなりに自分たちのサッカーを押し付けられる根拠になりうるかなと感じました。このように可変式が定まった形ではないことが、相手からすれば対策が難しくなります。
-退場者が出て、試合は落ち着いたものになりましたね。
アギーレからすれば、前半からもっと得点を取れただろうという形で、試合後に気を引き締めるのではないでしょうか。ベテラン、超若手が試合に出す余裕もできたので、内心はホッとしているかもしれません。南アフリカはダメージを少なく次の試合に備えるための5バックだったんでしょうけど、退場者を二人だしたのは痛手だったのではないでしょうか。メキシコもこの内容で退場者を出したことで、怒られている選手はいると思います。
-他に言い残したことがあれば是非。
南アフリカもゴールキックからのビルドアップで4バックのように振る舞う不均等の3バックを披露するなど色々と仕込みはありました。機能していたか?と言われれば何とも言えませんが、色々と仕込みがあるのだなと。
メキシコはポジションチェンジをしてもバランスの維持がされるのが良かったです。特に空席と席替えが良かったですね。困ったら、ラウールに放り込みところも含めて、満遍なくいろいろなことができるのではないかと。試合がゆるくなったので、撤退守備では怪しさに包まれる場面もありましたが、真価を問われるのはまだ先といったところでしょうか。
-最後に気になった選手をお願いします。
メキシコの15番のレジェスは良かったです。気の利くサイドバックは貴重です。26番のグティエレスも空いた席に次から次へと移動して、相手を退場させる飛び出しもその流れから生まれました。最も脅威だったのはキニョネス。ウイングよりも内側で幅広いタスクをこなせる選手なので、今後も活躍しそうです。なんとサウジアラビアで普段はプレーをしているらしいですね。
ひとりごと
ワールドカップが開幕しましたよと。観た試合はここで記録していこうと思います。記憶メモ。全試合を見る予定はないけれど、全チームは見たいと希望しています。
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