【J1で見た試合について】最近気になっていること【今後の更新方針】

Jリーグ2024

「久々の気になっていることシリーズです」

「今回は今後のブログの更新方針がメインとなります。所信表明です」

「でも、所信表明したところで、その所信を守ったことはないような気がするけどな」

「有言不実行だからな」

「フットボリスタさんも雑誌部門がなくなったところで」

「おかげさまで月に一本はネット媒体で書かせてもらっているからな」

「ただ、クローズドな場所だけで!というのは何か面白くないなあと思っていて」

「一方でオープンな場所で何かを書くこととのバランスも取らないと思っていて」

「そういう意味では久々にスポナビで書かせてもらったことも良い経験になったな」

「アジアカップ、日本代表の記事についてだな」

「ま、基本的にオープンは自分のブログでやれや!って話なわけで」

「というわけで、流行り病にひっかかり、寝込みながらどないしたもんかなと悶々と考えた結果」

「もっとJリーグを見よう!ということを閃いた」

「閃いたというより、そうしたいなって希望だな」

「絶望より希望というわけで」

「ただし、海外サッカーからおさらばすることもあれなわけで」

「海外サッカーとJリーグの試合を更新すれば良いということに気がついた」

「個人的に注目する試合を1試合ずつ」

「週に二回ならいけるやろうと」

「で、他に更新したい試合があれば雑感ベースでやればいいわけで」

「そんな所信表明でした」

「というわけで、今回は開幕したJリーグの試合から短評をお届けします」

「所信表明だけでは、面白くないからな」

サンフレッチェ広島対浦和レッズ

サンフレッチェがとうとう新たなスタジアムを手に入れましたと。最も印象に残った景色は試合中に様々な席からの光景ではなく、スタジアムの色。正確に言うと、座っている観客の色。埼スタを真っ赤なスタジアムと形容することはあるけど、他のスタジアムでもホームのチームカラーに染まるのは同じ。サンフレッチェカラーが良かったです。次も染めましょう。

試合内容は!!!というと、様々な局地戦が行われていた。多くの人が指摘していたサンタナ対荒木だけではなく、個人的には渡邊凌磨対中野就斗が分水嶺だったかなと。酒井宏樹、ショルツ、マリウス、渡邊凌磨が並んでいます。どこから攻撃しますか?クイズの答えは渡邊凌磨になるわけで。だったら、渡邊凌磨をそもそも狙わせない作戦が必要になるんだけど、浦和はプレッシングの配置を相手に合わせて窒息させるような準備はまだできていないし、この準備完了の前にさっさと放り込む広島の前にたじたじであった。

同数プレッシングに対して、前線に放り込むことは間違っていない。でも、そこでマイボールにできなければ、どうする??と迷いが始まる。結果として浦和は根性で繋ぐ道を選んで終了となった。選択は理解できるが、サンタナ周りの環境を整えることのほうが大事だったかもしれない。

それは応急処理というよりは、スコルジャ時代からなぜか固くなに続いている根性でビルドアップの流れからはずれてしまうこともある。セカンドボール拾う隊として、インサイドハーフを添えるのか、ウイングを内側に絞らせるか?といった応急処置があるのだけど、浦和のインサイドハーフはビルドアップの出口を優先する風習があるし、ウイングはサイドにはることをチームから求められているようだった。

そのようなチームのオーダーをひっくり返してまで勝ちに行く、盤面の整理をこの段階で行うべきか否かは非常に悩ましいところである。個人的にセカンドボール拾う隊に伊藤敦樹はありだと思っているのだけど、そうなると相棒がセントラルハーフ仕事を攻守に行う必要があり、それをできる選手がいるか、というより、そこまで優先して起用すべきか問題に近いうちにぶつかるのではないだろうか。

広島のマンマーク殺法に浦和はたじたじになったのだけど、松尾、小泉、渡邊は高い技術力でときどきひっくり返しに成功していたこともまた印象に残っている。広島に関して言えば、強度マックスの同数受け入れとロングボールとサイドチェンジで右サイドを中心とする攻撃がスカウティング通りだったのだろう。もう少し繋ぐイメージがあったのだけど、普段からあんな感じらしい。でも、満田が絡むと急にテンポとリズムが変わる。強度のサッカーに満田を添えて、みたいな。

広島で最も印象の残っている構造は3ポストマン。浦和の配置に合わせて、プレッシングの配置を変更することもお見事。こうなると、不得意な場所を出発点とする選手が出てくるのだけど、おかまいなし。ハードワークとポリバレントな能力で打開。特に気になった選手は加藤陸次樹。文字通りに全部やるマン。3人のうち2人が前線にいればいいよねという具合に誰かがどこかに言っても機能する構造はお見事だった。その中でも本来の仕事から離れても問題がなかった加藤が個人的なMVP。

サガン鳥栖対アルビレックス新潟

界隈で評判の高い鳥栖の川井監督だが、川井監督のチームの試合を見た記憶が全くない。しかし、鳥栖のサッカーはミラクルサガン鳥栖と言われた時代はよく見ていたし、なぜか下部組織の試合を見ることは多かった。今年は鹿島ジュニアユースにフルボッコにされたけれど。その前はラヴィーダをボコっていた。ラヴィーダをぼこっていた選手たちがもうすぐ最高学年であっているだろう、多分。

ブライトンの【24】ビルドアップが世界中で速攻にパクられているように、よっぽどの指導力ミスか編成ミスがなければ、多くのチームがボールを持つことにストレスを抱えない時代になっている。もともとボールを持つ気持ちがないチームは別だけれど。両チームともにボールを持つことにストレスがないチームだろうなという一方で、広島が見せたように相手のビルドアップにはマンマークも流行ってきているので、やっぱりストレスを抱える時代になっているかもしれない。

つまりはどの位置をプレッシング開始ラインとするか?問題のような気がするけれど。ミドルプレッシングを選ぶと、時間の経過とともに相手に主導権を握られる試合が多いような気がする。この試合もそれ。

失点したことでボールを持たされた新潟は、相変わらず両サイドバックと両セントラルハーフが上手い。特に左サイドバックの新井とセントラルハーフの宮本は秀逸だった。立ち位置の妙は相手に2つの選択肢を強いるか、プレッシングの届かない位置を見つけることがポイントとなる。両者はそれを実行。試合中に対応するのだからお見事である。お馴染みの藤原がまっすぐにハーフスペースを飛び出していく場面も面白かった。

その他で気になったのは新潟のセンターバックの立ち位置。相手の守備の基準点を乱すのではなく、相手と同じレーンに立たないようにすることで発生するズレを秋山のサリーで有効活用しながら自分たちも時間を得ていた。隣り合うポジションは同じレーンに立たないは味方視点で、自分を守備の基準点とする相手と同じレーンに立たないは相手視点の原則。そのような細かいところを小島を休憩所としながらうまく利用していた。レーンの移動ってやつ。

広島の3ポストマンに似ているのだけど、小見の神出鬼没でもバランスが壊れないように立ち位置を変化させたり、ポストプレーでチームに軸を当てていた谷口と鈴木のコンビも非常に良かった。誰がどの位置にたつかは自由であるチームが増えていて、それでもバランスが崩れないってのはいいことである。

3人称アタックについてはまた今度。詳細はマドリーの記事に以前に書いたので探してみてください。このブログのどこかにあります。

セレッソ大阪対FC東京

香川真司が復帰してから遠ざかっていたセレッソ。なぜこんなに遠ざかったのかは謎である。だからこそ、もっとJリーグを見よう!と思ったのかもしれないけど。FC東京は知っている選手がちょいちょい試合に出るようになって親近感が出てきている。プロまでたどり着いたんか!みたいな。

FC東京は【424】みたいだった。前のめりな姿勢はハイなポステコグルー派閥ゆえか!とか感じるんだけど、どちらかといえば、チームの伝統のような。ただし、1列目の4トップを越えられると、WGコンビが守備に熱心ではないので、サイドバックコンビがくたばりそうになっていた。特にカシーフサイドはフルボッコだったと思う。逆にこんな状況でも守り切る長友はえぐい。でも、相変わらずハイボールの的にされていたけど。

セレッソ大阪を見たかすかな記憶をたどっていると、スコルジャ時代の浦和のように意地でもボールを繋ぐみたいな印象だった。そして困りながらもキック精度を高めていくキム・ジンヒョンみたいな。今日もFC東京の4トップにこれでも繋ぐのかなと見ていたが、ためらいながらも蹴っ飛ばしていた。それでいいと思う。

蹴っ飛ばした先にはレオ・セアラが競り勝てそうなポイントを探し、香川と、どこまでも走っていきそうな奥埜が控えているので非常に論理的。香川の列を下がる動きをビルドアップの出口としたくなるけど、ビルドアップは後ろの5枚に任せているようだった。5枚で無理ながら蹴っ飛ばす。5枚が前にいれば幅も深さも使えるよね、みたいな。

そんな5枚のビルドアップを支えるのが中央から意地でも動かない田中と器用さ部門で日本屈指の登里と毎熊。FC東京の狂気のプレッシングに偽サイドバックで対抗しようとするけれど、これは蹴ったほうが早い、相手のプレッシングがバラける時間帯まで我慢!というわけで、初期配置を守りながら相手を押し込んだらボールサイドでない選手が田中の横に配置する形でボール保持を支えていた。たぶん、ノーマルな相手には偽サイドバックをもっとメインとするかもしれない。

新戦力のルーカス・フェルナンデスと毎熊のコンビは右サイドを制圧できるし、左サイドのカピシャーバも果敢に仕掛けられるし、後方支援に登里だから鬼。そしてインサイドコンビが三人目として現れるのでサイド攻撃が機能しないわけがないし、中央3レーンアタックもテンポとリズムを操れる香川とトップを追い越せる奥埜コンビで完成。レオ・セアラが気まぐれに姿を消しても奥埜がどうにかしてくれるバランスは秀逸だった。

FC東京からすれば、今季はビルドアップもちゃんとやろうぜ感があったのだけど、セレッソの強度の前にたじたじ。前線の4枚が長い距離を降りてきて、前向きの選手を使う王道スタイルを仕込んでいる感はあったけれど、キーパーも含めてプレッシング耐性がもう少しないと完成は遠そう。相手が引いてくれれば色々できそうだけど。でも、ポストマンをこなしていたメインは荒木だった。

というわけで、新戦力の荒木遼太郎は面白い存在になりそう。チャンスメイクでも貢献し、クロスに飛び込んでシュートを決める動きでセレッソの計画をぶち壊した張本人。この位置に松木玖生なのかなと思ったけど、この試合を見ている限り、荒木は外せなそうな予感。でも、新潟から獲得したセントラルハーフを使うなら誰を外すのだろうか。

ちなみにFC東京の二列目は一列目に従属する習慣があるようで、セカンドボールをことごとくセレッソに回収されていた。アジアカップのイラン戦と少し似た構造となっている。ちなみにイランのロングボールの的とセカンドボール拾う隊の合計枚数は4人であった。

名古屋グランパス対鹿島アントラーズ

ハセケンの3年目を防ぐべく、大幅に選手を入れ替えることになってしまった印象の名古屋。確かにスタメンを見ると、新しい選手が多い気がする。実際のところは不明。そして、対するはなぜポポビッチを連れてきたんだの鹿島。

試合が始まると、森島をセントラルハーフに移動させる【325】のような動きを見せる名古屋。ボール非保持では【532】を基本としているようだった。これが可変式なのかなと眺めていたが、森島が身振り手振りでボールの行く先を誘導していたので、これは森島システムなのかもしれないなと感じさせられる。でも、一列前のほうが良くない?と思うのだけど、そのあたりは不明。

で、可変式で配置的な優位性を得る!となりそうだけど、鹿島はあんまり関係ないようだった。相手の配置にあわせて、【4231】と【4213】を使い分けているようで、がんがんプレッシングを仕掛けていた。伝統のマンマーク気味の守備配置。名古屋のウイングバックにもサイドバックが果敢に出てきていたので準備通りなのだろう。名古屋の3バックがボールを持つことは許容しながらも徐々に追い込んでいく鹿島のプレッシングの前に名古屋はたじたじになっていく。

時間の経過とともに鹿島のターンが増えていくのだけど、【532】なので、やはり相手にボールを持たれることは許容していないといけなそうな名古屋の守備だったのだけれど、鹿島の変幻自在の配置の前にちょと嫌な雰囲気だった。そもそも鹿島のサイドバックがフリーになるわけで、配置的な優位性を逆に得た鹿島は前線の4枚がかなり動き回るサッカーで挑む。まるで鹿島ジュニアユースのようだった。

鹿島といえば、鈴木優磨の自由化が昨年は話題になっていたけれど、チャブリッチですらサイドに流れていたので、もはやみんなが自由化な印象である。そんななかで気を使っていたポジションがサイドバック。鹿島といえば横幅はサイドバックな先入観があるのだけど、実際は状況に応じて。ウイングの立ち位置にあわせて内側も外側も立ち位置に設定していたようでバランスの確保を任されているようだった。もっとも面白かった選手は知念。まじでセントラルハーフをやっていて面白かった。登里もそうだけど、川崎でばりばりに試合にでていた選手たちは技術水準が高いので面白い。

ただし、鹿島の前線の選手たちの自由な配置を見ていると、ときどきなんでお前はそこにおんねん!が多発。バランスが悪いまでは言わなくても効率があまり良くない。5レーンをピッチにひく意味が少しだけわかってしまった瞬間であった。

名古屋も山中の鬼のアーリークロスや野上の攻撃参加による三人目からのクロスなど面白い場面がったのだけど、日本屈指のセンターバックコンビに跳ね返し続けた。たぶん、森島が6人目として登場する設計になったいたのだろうけど、そこまでボールを持てなかったことが痛いのかどうか。ときどき4バックなのか?みたいな野上の攻撃参加もあったけれど、最終的に【343】に落ち着いたのは妥当だと思う。ただし、3バックの片割れの攻撃参加は流行りで効果的なのでぜひとも続けてほしい。

つぶやきで鹿島は監督がいるのだろうか?と書いたけれど、この「いる」は「存在」の「いる」。いや、ポポビッチおるやんというのは間違いのない事実なんだけど、この試合の鹿島は非常に鹿島らしい試合というか、かつての鹿島っぽい感じがして、ポポビッチらしさとは!みたいな印象を受けた。フロントがどれくらい介入しているのかは気になる。そのなかで藤井をサイドに入れて丸橋を奔走させるなど、ポポビッチは一戦必勝スタイルで色を出していくのか、積み上げを求めていくのかは読めないところ。

ひとりごと

J2やJ3もちょいちょい見たい。まずはJ1の全チームを眺めることを目標に。でも明日は海外サッカーを見るけど。

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