レアル・マドリー対マンチェスター・シティの雑感

2025/26欧州サッカー

「さて」

「久々の会話形式になるんだな」

「今日はレアル・マドリー対マンチェスター・シティを取り上げたい」

「レアル・マドリー界隈はシャビ・アロンソを巡って様々な報道がなされている」

「シャビ・アロンソを監督にそえて、おれたちも現代サッカーの論理を取り入れるぜと、シャビ・アロンソを連れてきた人たちが考えたのだろう」

「しかし、選手側の一部が拒否しているらしい」

「サラーみたいに、大々的に誰かが発言しないところがレアル・マドリーの慣れなのかもしれんな」

「嫌な慣れだな」

「というわけで、シャビ・アロンソも解任されるかもしれないよと叫ばれている」

「ついでに、解任されたシャビ・アロンソには、こちらも解任間近のリヴァプールが狙っているという噂も」

「ずいぶんと複雑な状況になっているのだな」

「リバプールともシャビ・アロンソともレアル・マドリーも縁深いグアルディオラがその相手になるところまで」

「よくできたストーリーである」

「では、早速だが始めていきたい」

「最初にスタメンはこちら」

「おれたちのGoogleからひっぱってきている」

「今後はアルファベット表記で統一したいくらいだな」

「レアル・マドリーはエムベパが負傷」

「マンチェスター・シティは怪我人がいるかもしれないけど、特に気にならないレベル」

「今日はかみ合わせ論で考えていきたい」

「伝家の宝刀だな」

「今日の試合のターニング・ポイントからみていく」

「この図はレアル・マドリーのボール保持対マンチェスター・シティのプレッシングのかみ合わになる」

「レアル・マドリーはチュアメニのサリー、ベリンガムの内側移動による【32】形成」

「カレーラスとバルベルデは偽サイドバックのようにセントラルハーフに変身する場面はなし」

「基本的には大外仕事でウイングのサポートか」

「マンチェスター・シティのプレッシングをみていく」

「守備の基準点を重視するハーランド、フォーデン、ベルナルド・シウバって感じだったな」

「レアル・マドリーの3バックに特定の選手をぶつけつづける」

「チュアメニが降りなければ、ベルナルド・シウバもハーランドたちを追い越すことはない」

「ハーランドたちの相手が決まっていることに対して、ドクたちの相手は決まっていなかった」

「ドクとチェルキを前でなく、3センターのように登用したのは面白かったな」

「この仕組みにしたときにハーランドにあまり動かないようにしようを実現するための差配だと思われる」

「ハーランドを最初から真ん中におけばいいじゃないか!と思うのだけど」

「その場合はチュアメニが降りなかったときにどうする問題が起きる」

「降りたり降りなかったりするチュアメニの管理をハーランドに頼むよりは、あまり動かないリュディガーを任せたほうが得策ということか」

「ドクとチェルキがチュアメニの管理をすることもさすがに立ち位置を動かしすぎ感があるやろうと」

「便利屋のベルナルド・シウバか」

「レアル・マドリーはサイドチェンジによる前進に一筋の光を見つけたが、ビルドアップに拘る必要もなかった」

「でも、もう少しボールを安定して持ちたかったのではないかとは思う」

「ボールを持たなくても別にいいけど、持とうとして持てないのは違うからな」

「続いて、マンチェスター・シティのビルドアップ対レアル・マドリーのプレッシングを観ていく」

「マンチェスター・シティはいつも通りだな」

「今季のマンチェスター・シティは【3151】が基本となっている」

「【325】の亜流みたいな感じなんだろう?」

「基本的にはヌネスを残しての3バック」

「オライリーはボール保持とドクの立ち位置で内側と外側、セントラルハーフの役割を行ったり来たりする」

「右ウイングはベルナルド・シウバだったり、チェルキだったり」

「ハーランドはセンターバックのピン留めが仕事で、中盤に降りての仕事はほとんどない」

「フリーマンがフォーデン!と言いたいところだが、そんなこともない」

「マンチェスター・シティはこのフリーマンの交換がうまい」

「フリーマンとは自分の立ち位置を制限されずに動き回る選手を指している」

「大抵の場合、固定された立ち位置の選手と固定されない立ち位置の選手と分類することができる」

「しかし、マンチェスター・シティの場合はフォーデンが他の人の仕事をこなす代わりに、その選手がフリーマンのように振る舞ったりする」

「なので、選手の立ち位置が流動的に入れ替わる」

「ときどきウイングに誰もおらんやんけ!となるが、特に問題になっていなかった」

「常に相手を攻略する必要もないからな」

「ちなみにこの試合でマンチェスター・シティが局地戦に選んだエリアがここになった」

「ヌネスが地味に攻撃参加してくる右サイドに比べると」

「マンチェスター・シティの左サイドはドクとオライリーによる二人称アタックが多い」

「ドクの場合はアイソレーションでも鬼だけどな」

「序盤こそは内側でのプレーが多いドクだったが、時間の経過とともにバルベルデを狙い撃ちにするようになる」

「ドクを相手に一人で対応するのは至難の業」

「でも、ロドリゴが戻ってきても意味があるのかないのかとなる」

「失点してからは戻るようになっていたけれど」

「どうせ抜かれるなら縦からのクロスのほうがカットインよりマシと考えたのだろう」

「しかし、その流れから失点をしてしまうからレアル・マドリーはついてない」

「その前にレアル・マドリーもカウンターからロドリゴで先制しているんだけどな」

「今日のロドリゴは凄まじいパフォーマンスだった」

「あとゴンサロが地味にみんなのために頑張っていたな」

「ヴィニシウスが前に残りたいなら僕が代わりに下がりますみたいな」

「ロドリゴも右サイドと内側でマンチェスター・シティの計算を狂わせることはできていたと思う」

「結局のところ、レアル・マドリーはボール保持対プレッシングのかみあわせがよくなかった」

「でも、レアル・マドリーのプレッシング対ボール保持ではそれなりに守り、カウンターで応戦できていた」

「開始早々のあわやPKの場面もヴィニシウスならではの芸当だったんだぜ」

「ただし、マンチェスター・シティのボール保持からのドクアタックへの解答を示すことはできなかった」

「オライリーとタッグを組んでいるので本当にたちがわるい。失点後はロドリゴも下がったけれど、やはりどうしようもなかった」

「どっちが内側をきるねん!で意思疎通がはかれていない場面もあったからな」

「というわけで、マンチェスター・シティのドクサイドからの崩しでハーランドを倒し、PKを決められる」

「前半の終了間際にはコーナーキックからのカウンターでマンチェスター・シティにとどめをさされそうになるが、残念そこはクルトワで防ぐ」

「後半のマドリーは一気呵成に攻撃に行きたいところであった」

「ただし、交代を重ねるごとにスクランブルアタックの様相になっていく」

「最終的にチュアメニをセンターバックで、ゴリ押しになったからな」

「ただし、段々と守備の意識が高まり撤退守備の雰囲気の強くなるマンチェスター・シティに対して、ゴール前でチャンスを掴んでいくレアル・マドリー」

「ヴィニシウスのヘディング、コーナーキックからのヴィニシウスのボレー、エンドリッキのヘディングと繰り返される中央突破もあわせてマンチェスター・シティを苦しめていた」

「しかし、ゴールは決まらず、最後は5バックでクロージングに成功するマンチェスター・シティであった」

「ロスタイムにサビーニョがフィニッシュまで仕掛けてしまった場面で嫌な予感はしたけれど」

「サッカーオカルトは発動せずであった」

「というわけで、シャビ・アロンソの命運はどうなる??となりそうだけど」

「エムベパがいなかったことをどのような考えるか」

「というか、選手を取るか、監督を取るか、みたいなことになるとは」

「レアル・マドリーは誰と心中するかを早く決めたいところだけど」

「心中すべき選手がたくさんいすぎて」

「真の意味で死なば諸共になりそうで」

「この困難なパズルを解いていたジダンとアンチェロッティの恐ろしさよ」

「ではまた」

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