最近気になっていること

独り言

はじめに

【442】のハイプレッシングを成功させているチームを探しています。誰か教えてください。なお、外切りプレスは不可とします。あくまで2トップがファーストディフェンダーとして走り回るやつです。

さて、今回のお題は、懐かしの「気になっていること」シリーズです。猫も杓子も【325】の時代とハイプレッシングはマンマークの時代に僕たちは、、どのように生きたら良いのか?がテーマとなります。

同数なら蹴っ飛ばしてなんぼ

セレッソ大阪対サンフレッチェ広島を例に取りますが、この試合の現象とこれからの説明は、全く関係がありません。絵に描いた餅ではなく、どこかの誰かが実際にやっていた作戦を両チームに図で再現してもらいます。

サンフレッチェ広島の守備では決してありません。相手のビルドアップにはマンマークで、位置的優位なんて関係ない!というものです。ワントップツーシャドウもツートップトップ下に変化していることも肝です。自分たちの配置でそのまま守ろう!なんて考えは微塵もありません。

この状況に対して、中島ジュニアが福井の利き足サイドからプレッシングをかけるのが世界中で流行しているプレッシングになります。+1をどのように効果的ではない状態にするか選手権です。

柴山に少し移動してもらい、同数なら蹴っ飛ばすの法則です。でも、同数なら蹴っ飛ばすで相手が振る舞ってきても勝算がなければ、同数プレッシングって行わないよね、そういう意味では相手の思うつぼになっているのではないか説。

でも、ここで殴り勝てれば相手の計算は狂う。だから、京都サンガは強いのか?とか考えてみたり。相手の計算通りに振る舞っても一点突破でどげんかしてしまう!のは強さの証拠ですよね。でも、京都サンガの試合は全然見ていないんだな。他意はありません。

裏まで蹴っ飛ばすのもあり。走りあいで相手を消耗させ、後半にスーパーサブを投入する作戦もあり。相手のセンターバックは基本的に交代しないだろうから。でも、この試合で塩谷は交代したけど。ゴールキーパーがどこまで飛ばせるかも大事な時代。エデルソンからのアグエロとか懐かしい。

蹴っ飛ばすときは全員集合させている場合ではない。あくまでこのばらけた状態で前線に蹴っ飛ばすことが大事。アジアカップの対日本でイランが愚直に行っていた。繋ぐふりをして日本のハイプレッシングを発動させてからのロングボール。ハイプレスを日本が行わなければ、地道に前進する選択へと移行するイラン。非常ににくい。

あそこまで蹴っ飛ばされば、ボールを失ってもボールラインよりも自陣にたくさんの人数がいるので、実は危機にはならない。どちらかというと、全員集合からの事故のほうが多そうな予感。跳ね返されてそのまま抜け出されるみたいな。そういう意味では誘き出してからのほうがリスクも少なくリターンが多いとなる。

ってか同数なら蹴っ飛ばしでどうにかなるなら、相手はハイプレッシングを行うべきではないし。そういう前線のタレントの有無と、幅広いエリアをカバーできるセンバの存在が勝敗に大きな影響を与えることは否定しないけれど、その影響力が少し大きくなりすぎるような。

同数でも繋いでなんぼ

時効ではないんだけど、選手権を見に行ったときに一緒に観戦してくれた方がこんなことを言っていました。

「なんでゴールキックをそのまま蹴るの?」

蹴るにしても近くの選手に渡してからでも良くない?という暗に示している案件です。

それはさておき、では、蹴らないとすると、どうなるか。

どうしてもこのエリアに蹴っ飛ばしたくなる誘惑。でも、日本代表にも選ばれた荒木とのバトルは正直言ってしんどい。マンマークが現在の基準となると、ほんとうにどこまでもついてくる現象が世界中で起きている。あくまで対ビルドアップにおいては。

では、本当にどこまでもついてくるんですか?という問い。守備はボールを前進させない、ボールを奪う、ゴールを守るとか、実はいろいろな状況が混じり合っている。その混じり合いとの駆け引き。

マンマークもここまで行くと、狂っているような気がするが、世界中で起きている現象だ。なお、ゴールキックでこのエリアを利用する戦術は何年か前にイタリアでよく目撃されていた気がする。つまり、いつだって元ネタはセリエA。みんな、セリエAを見て、発明を目撃しよう。

これだけスペースができればこの位置にタイミングよく降りてボールをキープすることは難しくない。もっと言えば、潜る選手も準備できればインテルみたいになる。インサイドハーフがここではないどこかへいなくなる仕組みの目的はここにあったり。

荒木からすれば、ついていきますけど、このエリアをどうすればいいですか問題。懐かしのゼロトップのような様相。アンドラーデとフェルナンデスが荒木の裏に走ったら怖くないですか??

 

ここまで降りたらさすがに追わないよね、という限界をこえる中島元彦。荒木は守備の基準点を失い、川辺は二人を抱えるけれど、この距離なら二人を見られるかもしれないし、でも、香川真司はこの狭いエリアでも味方を活かせるかもしれない。

ひとりごと

セカンドボールを拾うのか、相手の中盤を捕まえるか?の二択に揺れるセントラルハーフの立ち位置はめちゃくちゃ重要になる。

ファーストディフェンダーが背中で消しているから相手の中盤のマークはいらない説もあるけど、ファーストディフェンダーの背中に隠れてタイミングよくボールを受けるスキルも発達しているからまじでたちが悪い。

では、捕まったセントラルハーフはここではないどこかへ消えるべきなのかもしれない。相手を連れていけるなら、スペースメイクに繋がるから。

ゼロトップで中盤に参画に対してどこまで相手のセンターバックはついていくか、懐かしのグアルディオラ殺法であるビジャとアンリやペドロの飛び出しが再評価される流れになるか。

ハイプレッシングを無理矢理にやることもないと思うんだけどね。相手が運んできたときだけさっと牽制できれば守備で試合をコントロールすることはできる。大事なことは割り切りと過負荷を受け入れる気楽さ。

殴り合いか、化かし合いか。

そんなことが気になっていましたとさ(・∀・)

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