最初に御礼となります。たくさんの方にお買い上げ頂いたようで本当にありがとうございました。皆様のサッカーを見る視点に新たなものを提供できれば、本当に幸いであります。
と、柄にもないかたい文章で始まったブログですが、たまには更新せねばなるまい!ということで、久々に更新となります。定期的に更新!と言いたいですが、できない約束はするな(・∀・)という格言があるくらいなので、約束はしません。
さて、最近は育成年代について語ったり話したり書いたりする機会が増えているような気がします。もともと書いてない分野だったので、ゼロがイチになっているだけなんですけどね。というわけで、たまには自由に変なことを書いてみようと思い立ちました。いわゆる「リハビリ」ですね。
今回のお題は吾輩がとある選手の代理人になったとします。平たく言うと、どういう選択をするのか?お前は?ということに答えていきたいと思います。ま、大げさに言っていますが、ベストイレブンを選ぶようなノリでやっていきます。
てんかーて「さて、最近はどのようなチーム、スクールを選んだらいいか?という質問を受けるようになった。なので、らいかーるとと一緒にどのような選択をしているかを考えていきたい。」
らいかーると「どんな選手かを把握しなければ、有益なアドバイスをすることはできないけどな。」
てんかーて「そんなに真面目に考えなくていいぞ。最近の気になっていることのノリで構わないので、やっていこう」
らいかーると「最初にサッカー選手に必要な能力から考えていきたい」
てんかーて「技術、戦術、フィジカル、メンタル」
らいかーると「話がはやいな」
てんかーて「ざっくりしているけどな」
らいかーると「最初に技術から考えていきたい」
てんかーて「この4つを分けて考えるのはやめていただきたい」
らいかーると「その議論をここでするのは懸命ではないけどな」
てんかーて「技術といえば、ボールコントロールだろうな」
らいかーると「ボールコントロールについては、天賦の才能と後天的に身につけるパターンがある。」
てんかーて「あほほどボールに触れば、ボールコントロールはそれなりに身につくからな。」
らいかーると「一回のトレーニング、試合でどれだけボールに触っているかを確認すればよろしい」
てんかーて「もっというと、一回のトレーニング、試合でどれだけの判断を伴うボールコントロールをしているかを把握すればよろしい」
らいかーると「だから、混ぜるな危険だ。」
てんかーて「さて、ボールコントロールを鍛えるトレーニングといえば、コーンドリブルだったり、リフティングだったり、相手がいる状態での様々なドリブルになるんだけど」
らいかーると「意識高い人には敬遠される練習だな」
てんかーて「なんのためにボールコントロールを鍛えているのか?という視点を忘れなければ、邪な道を選んでも問題ないと思うけどな」
らいかーると「何度も言うけれど、ボールを見ないためにボールコントロールを鍛えているわけで。また、技術的なエラーによる時間損失を防ぐためにボールコントロールを鍛えているわけで。」
てんかーて「その視点を忘れなければ、ボールコントロールを鍛えるスクールに行くのは悪くないわけか。」
らいかーると「自主練でもどうにかなると思うけどな。理想はチームで週イチくらいでそういう練習をやっているチームを見つけることだろうな」
てんかーて「次に戦術」
らいかーると「これもときどき天賦の才能を持つ選手がいる。」
てんかーて「サッカーを知っている選手だな」
らいかーると「一方で後天的に最も身につけやすい能力とも言える」
てんかーて「ざっくりいうと、海外系のスクールに行くのはよろし」
らいかーると「いや、サッカーサービス一択だろ」
てんかーて「戦術に関しては、やたらボールを持つことにこだわるチームに行くのがおすすめでもある。ポゼッションばかはえらいこだわりを持っていることが多く、良い意味でプレー原則を学ぶことになる気がする」
らいかーると「気がするだけなのか」
てんかーて「次にフィジカル」
らいかーると「これが最も難題だな」
てんかーて「メンタルのほうが難題だと思うけどな」
らいかーると「フィジカルという言葉がざっくりしすぎている。例えば、身長を伸ばす努力もフィジカルになるし、身体を自由自在に動かすこともフィジカルになる」
てんかーて「足の速さもフィジカルだな」
らいかーると「さて、どうする?」
てんかーて「フィジカルトレーナをつける一択だろう」
らいかーると「課金がえぐいな」
てんかーて「ガチ勢ならしょうがないだろう」
らいかーると「餅は餅屋か」
てんかーて「ただ、上を目指せば目指すほど、フィジカル能力は必要になってくるのも現実だからな」
らいかーると「というわけで、サッカースクールを探すくらいなら、フィジカルスクールを探すほうが良いかと」
てんかーて「最近はそういうスクールも増えてきたしな」
らいかーると「最後にメンタルなんだけど」
てんかーて「メンタルスクールは聞いたことがないな」
らいかーると「色々な本を読んで勉強するしかないだろ。それか東海大のあの人に聞くしかないな」
てんかーて「では、まとめを」
らいかーると「身長を伸ばすことを最優先に行動する。なので、平日の公的な練習は週二回+週末の活動。週末もどちらかはオフが理想なので、あまり激しい活動のチームには入らない。ただし、ボールを持つことに命をかけているチームに入ることをのほうが優先なので、まあしょうがない。」
てんかーて「活動日が少ないが、土日あわせて週4なら悪くないか」
らいかーると「あほみたいにボールを蹴るのは高校からで良い。ただ、オフの日も友達と運動することは止めないけどな」
てんかーて「スクールはどうする?」
らいかーると「活動日を考慮すると、フィジカルスクールかボールコントロールスクールかを選ぶことになるだろうな。それは選手の個性に合わせればいいだろう。ボールを持つチームに入れれば、あとは自然と補完されていくだろうし」
てんかーて「なるほど、子供にあわせて選べばいいわけか」
らいかーると「補完計画だな」
てんかーて「そもそもボールを保持するチームが見つからなかったらどうすればいいいですか?という質問が来そうだな。」
らいかーると「その場合は一人で10役くらいこなすようなチームに入って王様をやったほうが良い。一番うまくなるからな」
てんかーて「でも、そんなチームだと、自分の子供が負ける試合をたくさん見ることになりそうだな」
らいかーると「問題はいつ勝ちたいか?だからな。勝ちたい試合がみたいなら、毎日スクールにいれて、強豪チームにいれて、という道を選べばいいだろ。燃え尽きてもしらんけどな」
てんかーて「さて、ここからは質問に答えていきたいと思います。地元のJのスクールに入れたいと考えているのですがどうでしょうか?」
らいかーると「純粋にサッカーの経験を積みたいと言うならば良いと思います。」
てんかーて「チーム選びのコツを教えて下さい」
らいかーると「公式戦を見に行って、どんなサッカーをするかを観察してください。ついでに、指導者の振る舞いをみてください。そして、Aチームの試合のあとに行われるB戦を指導者がどれだけの熱量で見ているかを見てください。Bチムが良ければ、そのチームはいいチームだ!という格言があります。」
てんかーて「ジュニア年代でセレクションのあるチームに行くことをどう思いますか?」
らいかーると「そのチームでエースになれるなら行くのもありだと思います。ただ、どのポジションで試合に出るかも重要なので、慎重に判断してください。万年ベンチなら速攻で脱出してください」
てんかーて「スクールにはエリートクラスとか色々あってよくわからないんですが、どう思いますか?」
らいかーると「スクールの選抜には、チームでトレセンに選ばれている選手がわんさかいるので、そういう場に選ばれていない選手が参加することには意義があると思います。すでに県トレなどに選ばれているならば、活動日と相談して決めてください。」
てんかーて「ジュニアユースでどのようなチームを選べばいいと思いますか?」
らいかーると「色々な考えがありますが、ジュニアユース年代で競争の世界に入るのも悪くはないと思います。どうせ高校年代が競争の世界になると思いますので、慣れておくことも大事です。ただ、ジュニア年代でだいたいのことは積み上げてきたぜという場合に限ります。そうでない場合は、もっと競争よりも修行するチームを選んだほうが良いかもしれませんね」
てんかーて「では、最後にまとめてください」
らいかーると「日本の育成年代は良くも悪くも多様性に満ちた世界です。なので、どのような選手にもなれるかもしれません。ただし、どうせといったら何ですが「好き」には勝てないものだと思いますので、「好き」という気持ちを大事にするような環境に身をおいたら楽しいサッカーライフになるのではないかと」
てんかーて「雨で練習が中止になったら選手が怒り狂うのが理想だな」
らいかーると「ではまた」
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