【書評】スモールサイドゲーム研究【エコロジカルアプローチを添えて】

書評
Bitly

「唐突なAmazonのリンクは読書感想文と相場が決まっている」

「というわけで、久々の更新は読書感想文となる」

「カンゼン様から献本を頂きました」

「とうとう本が送られてくるようになるとは偉くなったものだな」

「送っていただいたからには感想を書かねば筋が通らない!」

「というわけで、今回のお題はスモールサイドゲーム研究です」

「Amazonのリンクを踏んだ人はすでにお題をしっていただろうけどな」

「この本を読んで思いだした本が【8人制サッカーの教科書】だな」

「ちなみにリンクはこちら

「両方ともに内藤清志さんが書いている」

「両方の本に共通していることは題名と内容が噛み合っていないことだ」

「例えば8人制のサッカーの教科書は8人制のことではなく、サッカーをもう一度再定義しよう!みたいな本になっている」

「内藤さんはやっひー門下なこともあって、やっひー目線の内容も興味深い」

「イタリア人指導者の言葉をかりれば、サッカーは進化する一方で30年の時を経ても変わらない原則がある。その原則とはなんだろうかを8人制のサッカーの教科書には載っている」

「それは褒め過ぎなような気もするけどな」

「JFAの教科書をなぞりながら、やっひーメソッドもいれてみました!みたいな内容は誰が読んでも参考になるのではないかと。オセロ的志向のポジショニングとかおもろいやろ」

「問題はなぜ8人制を名乗っているかだな笑」

「8人制の配置の噛み合わせとかピッチが奇数のフィールドプレイヤーで占められている意味とかそっちに来るかと思ったが、そんな気配もなかった」

「そろそろ本題に入ろうと思う」

「枕が長い」

「スモールサイドゲームを平たく言うとミニゲーム。ミニゲームをどのようにリメイクしたらいいかをこの本では書いてあると先入観をもった」

「スモールサイドゲームの研究だからな」

「しかし、この本の内容はほとんど最初からエコロジカルアプローチを添えたスモールサイドゲームになっている」

「おれたちの植田さんが速攻で登場するもんな」

「植田さんの本のリンクはこちら

「この本は売れた、、、らしい」

「フニーニョや本田圭佑御大が仕掛けた4対4大会のなどの有名なスモールサイドゲームについての解説もあるけれど」

「スモールサイドゲームでサッカーのイロハを学ぶにはどのような制約と誓約が必要だろうか?みたいな流れになっている」

「エコロジカルアプローチについて考えていくと、制約と誓約のバランスが難しいし、そもそも制約を思いつかないことも多い」

「ミニゲームのゴールの形なんて、パターンもたかが知れているからな」

「本書が面白いところはこの制約はこのような効果があるを丹念に記載しているところだろうな」

「4ゴールのゲームは守備の練習にはならないとか」

「ラインゴールにすることでマークとカバーリング、離れるサポートを知ることができるとか」

「コートサイズの横幅は相手との距離感、縦幅はスピード感の調整ができるとか」

「ネタバレが過ぎるのでこのへんで」

「個人的に面白そうだと思ったオーガナイズは5対5+キーパーで、リターンパスは禁止でシュートはワンタッチのみでサイドフリーマンを置く形はやってみたい」

「1対1+サイドフリーマンの強制ワンツー大会もおもろいけど、強制私が三人目だからゲームも楽しそうだな」

「エコロジカルとかではなく、ピッチのサイズの調整やゴールの台数の調整には改めてどんな意味があるかを考えるにはいい本である」

「こんな制約によってこんなミニゲームをすればこんな能力が身につくかもしれないトレーニング集もついてくる」

「制約を考えることが醍醐味だとしても、制約を思い浮かべることって難しいからな」

「トレーニングメニューを考えるのがめんどいからゲームだけやらせておこう!も間違いなく真なりなので、この本を参考にすることは面白いかもしれない」

「独自の制約を思いつくようになれば幸いでしょう」

「というわけで、サッカーの指導者諸君は買っても損はないと思います」

「少し内容が浅い、薄いと思った場合は8人制の教科書と合わせて読むと効果が二倍になるかも」

「このようにサッカーのトレーニングも徐々に変化していくのでしょう」

ひとりごと

エコロジカルアプローチのネタにこまることが多いので、興味深く読めた。スモールサイドゲームを研究すると、どのように学ぶかのエコロジカルアプローチにぶつかるとしても、それならそれでほんの題名と噛み合わない。サッカー本あるあるの題名と中身が違う問題を編集者はどのように考えているかは興味深い。あと物価高の影響で定価が高い。嫌な時代だぜ(・∀・)

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