【Match Day 1】EURO2024の振り返り第一弾【ついでに気になったイレブン】

EURO2024

はじめに

「EURO2024の振り返りをはじめるよー」

「無事に第一節をすべて見ることに成功したので、ここで振り返りをやっておく」

「しかし、振り返ることも特にないので、スペースを埋めるために気になったイレブンも発表してみる」

「どちらがメインになるかは書いている本人も把握できていない」

「というわけで、ここまでの振り返りと、気になったイレブンを発表するぜ」

「なお、ここからは気になる試合をピックしながらコパ・アメリカのウルグアイとJリーグを追いかけないといけない」

「全試合見るマンは吾輩には無理と判明したので」

「無理なものは無理だな」

振り返り

「最初に新しい何かについてみていく」

「結論から言うと、新しい何かはない」

「世界選抜の雰囲気になりつつあるクラブレベルと比較すると、代表のほうが感情が乗りやすいけれど、質としては決して高いというわけでもない」

「どこのチームも何かが足りない状況で試合をしているような様子だからな」

「この足りなさを顕在化させる策で相手と向き合うか、自分たち自身も持ってきていない装備に対してどのように手当をするかの解決策を見つけたもの勝ちというか」

「また、チーム内の序列は欧州にも存在するようで、明らかにベンチにいる選手のほうが優秀やん!とか、なんでその選手にこの役割を割り振ってんねん!みたいな指摘をよく目にする」

「それでチームが機能していれば文句はないのだけど、そんな感じもしないからな」

「ピッチに目を移すと、想定よりはボールを保持するチームが多い。ハイプレッシングは少ない。」

「代表レベルならハイプレッシングは刺さりそうだけれど、欧州も暑いのかもしれないし、まだまだグループリーグの初戦で死なば諸共だべーが必要とされていない状況もある」

「ボール保持では【325】ベースと【433】ベースが見られる」

「このあたりはクラブレベルでの現象と差はない」

「3バックからの変化やトライアングルグルやそれらのミックスは、死ぬほど使い回されているからな」

「このままじゃゴールが決まりそうにないと後方の選手が攻撃に参加するくだりも見たことあるやろ」

「代表レベルではここで攻めきることができずに、カウンターを食らうことが多い。誰かが言っていたけれど、後方に残す選手の枚数問題や質がEUROでは実は大事になってくるかもしれない」

「攻めきれるか、守りきれるか大会」

「では優勝予想をしてみよう」

「個人的には変身を残しているチームが優勝すると思う」

「変身か」

「ベンチにスーパーサブ持ちがいるチームでもいいけどな」

「ドイツとかスペインみたいにボール保持がある程度は完成してまっせ形式のチームがどこまでいけるかは興味深い」

「バグがあるようでバグが両チームともにないからな」

「ドイツでいえば、ムシアラとヴィルツがどこまで破壊できるか?と、スペインはウインガーとペドリやろ」

「交代でドイツが急にウイングアタックとかできればおもろいけど」

「コントロールする部分とカオスに身を委ねる場面のバランスが大事というか」

「それを変身で成し遂げられるか。そのためにはチームの序列をひっくり返す必要があるチームは決断力が試されているわけで」

「ま、実際に試合をしてみないとわからないことだらけだからな」

「自分たちが機能しているのは相手のおかげですってこともあるわけだし」

「というわけで、優勝候補はフランス、対抗はイタリアで提出しておきます」

「イタリアはスペインに負けたけどな」

「イタリアは変身することに賭けた」

「それではおあとがよろしいようで、次の企画にうつっていきます」

気になったイレブン

「最初にキーパーについて考えていく」

「気になったキーパーはいたのか」

「特にいない」

「いないのか」

「メニャンは止めていたなーと思う一方で、サイドバックにつけるロングキックは苦手なんだなとかわかった」

「他にはいないのか」

「みんなよく止めていただろ」

「逆にクロアチアのリバコビッチはもっとうまかったように記憶しているんだけどな」

「思い出したわ、オランダのフェルブルッヘンは良かった。ビルドアップもシュートストップもよかったわということで、フェルブルッヘンで」

「次にディフェンスラインだな」

「最初に思いつくのはルーマニア代表の右サイドバックの青い髪だな」

「ラティウはすごかったな。ムドリクを止め、カウンターでも前に出ていくところはえぐかった」

「隣りにいたドラグシンも良かった。面構えも名前もかっこいい」

「あとは有名人だけど、アケが恐ろしかったな」

「アカンジもそうだけど、シティ組は止まってじっとできるところが良い」

「アケに至っては同点の状況でも俺の出番はもう少し先やで!といわんばかりの落ち着きで少し怖くなってしまった」

「他にも候補はいるが、この3名としよう」

「つづいてセントラルハーフ部門」

「一番印象の残っている選手はベルギー代表のオナナ」

「まさかの人選だな」

「今後はああいうフィジカルの選手が基準になっていくと考えたら恐ろしくなった。もう少しパスの精度があがればどこでもやっていけそうで」

「自分の定められたフィールドを守るというが、68メートルくらい守ってくれそうで本当に恐ろしい」

「もう片方はヴィティーニャ。もはや有名人なんだけど、172でこれだけできれば良いという基準になる」

「これだけできればというけれど、あんなにできる選手はそうはいないやろ」

「足裏を使って変わりゆく景色を眺めながらプレーしているんだろうなってところが良かった。パスでもドリブルでも試合を作れるところが現代的で文句なし」

「続いて大外部門だな」

「左は候補がたくさんいるんだけど、衝撃はスイス代表のアエビシェールだな」

「左ウイングバックからのセントラルハーフ、インサイドハーフ化はお見事だった」

「後方からリカロドが上がってきて、ジャカは降りてきて、前にはバルガスが外側と内側を使わけるなかで、バランスを確保することは本当に大変な作業だったと思う。でも、ボローニャ組なら納得」

「可変も移動型と静的型があるところが面白いな」

「そういえば空白はあまりみないな」

「右で印象に残った選手はいるか」

「ヤマル」

「王道だな」

「若さ的に他に誰かおらんのか?と思うけれど、プレーを見ると、本当にえぐい。カルバハルのサポートを得て活き活きしているのも良い。カルバハルも目の前にわかりやすいウインガーがいてやりやすいと思う」

「続いてハーフスペースの住人部門」

「一人はデ・ブライネ」

「なんでやねん」

「ヴィルツ、ムシアラ、ペドリ、グリーズマンあたりの選手は90分間みていて楽しいのだけど、最近の仙人感のあるデ・ブライネもそれはそれで趣深いなと」

「もう一人は誰になるんだ」

「アルダ・ギュレル」

「ギュレルがハーフスペースの住人かは触れないでおこうか」

「久保くんがレアル・マドリーに戻るためにはギュレルよりも価値を示さなければいけないし、外国籍枠のあると考えると投げ出したくなるぜ」

「ゴールを決めたシュートは鬼だったし、トルコとの作戦はガンガン行こうぜも素晴らしかったな」

「と言いたいけれど、ガクポにしよう。あのサイズで左ウイングもできるはえぐい」

「最後にCFだな」

「クリロナで」

「ポルトガルはカンセロを中心に移動が繰り返される傾向にあるんだけど、その移動の基準点としてクリロナが中央に常駐してしまうと、実はスペースメイクにならない。クリロナも中央3レーンを移動することで、実はポルトガルの流動アタックの一員として機能している」

「だからこそ、スペースアタックできる選手が重宝されそうな大会といえるかもしれんな」

「ギュンドアンやジョタみたいな選手が鍵を握るかもしれない」

「というわけで、まとめると、移動型の動的なボール保持か、可変型の静的なボール保持からの一定の移動を添える形か。攻撃にかける枚数と後ろに残すバランスと、それにともなったトランジションを制する仕組みか、もしくは圧倒的な質か」

「そんな大会になりそうだな!といったところで」

「ではまた」

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