ボルシア・メンヒェングラートバッハ対レヴァークーゼンの雑感

2023/24欧州サッカー

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ボニフェイス、お前はここにおったんか!と思ったが、もちろん別人である。

昨年から一部で騒がれていたレヴァークーゼンをちょいちょい追いかけてみようの会を開催します。ついでに、ブンデスリーガの全チームも見ることができれば御の字。ブンデスリーガには日本代表の選手が多いもんね。今日は板倉滉。でも、メインはレヴァークーゼン。

ボルシア・メンヒェングラートバッハは【523】でレヴァークーゼンの【325】に噛み合わせる狙い。猫も杓子も【325】なら、相手も猫も杓子も【523】

だからこそ、ビルドアップ隊を【23】と【32】を使い分けられると良いし、3バックの両脇がサイドバック化するとそれはそれで面白くなる。

噛み合わせてくるならどうずらすか?相手の役割をどのように曖昧かするか?みたいな。

役割の曖昧化

レヴァークーゼンの最初の答えはパラシオスが左サイドにサリーし、コスヌが右サイドバックのような形に変貌であった。

ボルシア・メンヒェングラートバッハの3トップに対して、レヴァークーゼンは4バックへの変化で、噛み合わせないレヴァークーゼン。ついでにジャカを一枚にすることで、ヴァイグルたちの役割も壊す狙い。1列目をどうやって超えるか?と同時に大事な考えが、どのポジションの選手を狙うか。どの選手の守備を役割を壊すか。定番はサイドハーフ。そういう意味では王道。

しかし、気がつけば、パラシオスは本来の立ち位置へ変化。コスヌの役割は同じ。3バックだけど、1人はガンガン攻撃参加することで左右に違いを生み出すことは定番中の定番となっている。タプソバもときどき攻撃参加するけど、基本路線はコスヌ。

レヴァークーゼンを初見なのでわからないんだけど、もうひとつの左右差がグリマルドとフリンポン。ベンフィカでサイドバック兼ウイングとしてプレーしていたグリマルドだが、サイドにはらない。もちろん、大外にいるときもあるのだけど、そっちのほうが稀。ピッチ全体を使うというよりは、右サイドに相手を引っ張るので、逆サイドはペナ幅くらいでいいやろみたいな。

なお、コスヌが上がってくる右サイドはフリンポンがウイングとしてプレーしてた。この左右さの正体が日常なのか、相手への対策なのかは不明だ。

その他で面白かった関係性は段差作りにある。序盤は左サイドに出張していたパラシオスが中央に戻ってきてからである。マンマークが全盛の時代において、段差作りは大事である。段差からのレイオフも王道。どちらかというと、ジャカがアンカー、パラシオスは出張も含めて相手と味方の位置を見ながら立ち位置を設定しているようだった。

で、【325】系列の肝は中央3レーンの選手の役割にある。レヴァークーゼンはここが凄い。ボニフェイスがCFのようでCFでない。彼らはレーンにとらわれずに立ち位置を取ることで位置的優位や数的優位をトリオの位置を利用してとりにいくことができる。ハーフスペースに常駐するよりも、ライン間をうろちょろするイメージ。レーンを空白にすることよりも選手の距離やボールの状況で立ち位置をどんどん変える。

特にヴィルツが鬼。空白の左サイドに流れることもあれば、中央でも存在感を発揮。ときには中央に選手が密集して高速パスを繰り返すなどなど、ポジショナルプレーのうえに鎮座するリレーショナルなんちゃらの気配も漂っているところが素敵なレヴァークーゼン。

全体の立ち位置か、選手の距離か。距離を近くすることで5レーンを解散するのか、解散しないのかはひとつのテーゼとなっている。だからといって、ひとつのレーンを空白にしたところで相手もそのレーンからいなくなるわけでははないので、実は透明人間がいるような扱いになっている感もある。絞るくらい?0トップだけど、だからといってゴール前のセンバがどこかへ行くわけではないように。

このあたりの設計をいかせば、11人で戦っているようで、相手には12人いるように感じさせている時代もすぐそこか!と言いたいが、そういう細かいことはいいんだよ!というわけで、マンマークの気配が強くなっているわけで。

言い残したことがあるとすれば、レヴァークーゼンの先制点、ニ点目だろう。絵に書いたような大外アタック。大外から中に折り返しての形でゴール。もう必殺技のようになっている。相手を押し込んだときは大外アタックは標準装備できるように練習しましょう。是非、ハイライトでご確認ください。

ひとりごと

もう少しポジショナルプレーとボール循環で押し切るのかなあと勝手に想像していたが、後方からの攻撃参加、段差作り、動き回る中央3レーン、左右非対称と様々なネタが潜んでいるレヴァークーゼンだった。ボール保持者が無理なく複数の選択肢から選んでいるので、パスを受けた選手の状況がひどい!なんてことはほとんどない。スカパーで放送があるときはなるべく見ようと思う。バイエルン戦が9月にあるので、楽しみである。

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