後編『サッカーもっと知りたいシート』反省会会場

独り言

「というわけで、後編である」

「我々のリーダー的がこんなnoteを書いてくれた」

「リンクはこちら

「素晴らしいレポートをありがとうございます」

「ちなみに前回の記事の題名を前編に変更している。誰も気が付かないだろうけどな」

「今回の記事をもって、浦和レッズさんとのお仕事を完全終了となる」

「最初にアンケートにご協力いただきありがとうございました」

「手ごたえが全くない状態だったので、参考になります」

「ポジティブな意見が多かったことはご祝儀のようなものと考えております」

「アナリシス・アイを買ってくれたときもご祝儀発言をしていたような記憶がありますが」

「もしも次回がありましたら、よりよくすることが今回の皆様の屍を越えてゆけというわけで」

「あるのか次回??はおいておくとして」

「今回は参加した方に得してもらうことが目的と、参加できなかった、したかった方にこんなことを話させてもらったんだぜ、という内容にしようと思っています」

講習会

「講習会の内容はアナリシス・アイをとの発注だったので」

「何となく書いて提出をし」

「もう少しわかりやすく!とオーダーを頂き」

「追加した部分が最初のサッカーはゲームのくだりとなります」

「この部分で最も言いたかったことを整理すると」

「ゲームだから勝ったり負けたりする。その理由を普通のゲームは直観で理解できる。でも、サッカーは直観で理解することが難しい。でも、勝因や敗因を正しく理解できないと、安定した内容と結果を残すことはできない。それはマリオでもドラクエでもポケモンでもトランプでも同じ。とんちんかんな対策をしていてはクリアーできない」

「結局なにが言いたいのだ?」

「普通のゲームと同じように、ゲームからのフィードバックを素直に受け止め、次に活かしましょうねという話です」

「私調べだと、サッカーというゲームはこの部分が最もゆがむからな」

「例えば、継続性がないとか、戦術がないとか、ヴィジョンがないとかいろいろあるやろ」

「それは試合に負けた理由ではなくて、シーズンの反省のような気もするけどな」

「話を戻すと、その試合からのフィードバックを把握するために必要なものが時間とスペース、配置かみ合わせ論、守備の基準点へという流れになったわけで」

「この辺りは、吾輩の普段の呟きとかブログをみれば何となく理解できるのではないかと」

「本を買ったほうが早そうではあるが、このブログを読んでいる人なら何となく理解していそうな気がする」

「フィードバックの理解は本当に大事で、これを失敗すると、カイオーガに水攻めをしているようなもの」

「ものまねしゴゴを倒せると勘違いするようなもの」

「リーダーによると、動画解説が最も反応が良かったと書いてありました」

「リーダーまじでありがとうございます」

「動画解説は何となくやったほうがいいかな!くらいで急にこしらえたもので」

「反応が良かったならまじでやってよかったです」

「動画解説といっても、浦和対福岡戦を題材にして30秒くらいの動画(ビルドアップやプレッシング)を一時停止を駆使しながら解説したもので」

「特に目新しいものではなかったと思います」

「ちなみにある程度の根拠をもって解説するには選手の視野を把握する必要があるという話はしました」

「特に守備側は見えていないふりをする必要がある場面ってそんなにないですからね」

「そんなこんなで反省が山盛りの講習会は終わりの前に質問があったのだった」

「最初の質問はテレビとスタジアムで見るときに意識の差がありますか?みたいな感じだったと記憶している」

「画角にもよるけれど、あんまり変わらないと答えた」

「変わらないのか?」

「画角が最高ならテレビもスタジアムも変わらないだろう」

「ただ、実際に解説席から見て感じたことはテレビに映らない部分を結構見ているなと感じた」

「例えばどんなところだ」

「監督の喜怒哀楽とか、給水タイムのふるまいとか、キーパー何をしているかなとか」

「次の質問が岩尾選手のサリーは意味があるんですか??みたいな質問だったと記憶している」

「恐らくは否定してほしいのかなと思いながら質問に答えたと記憶している」

「でも、これはちょっと面白い問いだと思った。なぜかというと、おそらくは岩尾選手のサリーは機能しない場面が多いのだろう。しかし、サリーの目的は時間帯やスコア、状況によって異なる。ボールを前進させたいとき、ボール保持を安定させたいとき、相手を動かしたいときと多種多様である。このサリーのケースはどれに該当するのか?と考えながら効果的だったのかどうかを判断するべきで、ざっくり判断することはゲームのフィードバックを雑に解釈しているというか」

「ざっくりが正しい場合もあるかな。例えば、酒井宏樹以外には空中戦の的を得意としている選手がいないとか」

「それはざっくりだけど正しそうだな」

解説編

「そんなわけで解説編である」

「質問コーナーを設けたことは実は苦肉の策だったのだけど、これが功を奏した形となった」

「試合が一様な内容なら解説することがなくなることの助け舟のつもりだったのだけど」

「席に着いたらすでに質問が届いていてびびったことを覚えている」

「ここからは当日に答えた質問、答えられなかった質問に対してざっくりと答えていくことで記録としても残しておく、当日の記憶を呼び覚ます装置としてご利用ください。当日に参加していなかった人は想像を膨らませてください」

「なお、当日の答えと違っても怒らないでね」

問題:ボール保持側があえてかみ合わせにいくメリットってなに??

答え:守備の基準点を与えることによる誘因とブライトンのようにワンタッチパスの連続ではがせるか、守備の基準点をかみ合わせても殴り勝てるチームならメリットあり

問題:リアルタイムで解析できるためには??

答え:場数。最初は一時停止を駆使。あとは全部を見ようとしない。

問題:浦和への対策があるとすれば?

答え:神戸のようにプレッシングをがんがんかけて浦和にボールを持たせません

問題:ターン苦手な選手への指導法は??

答え:ボールを見なくても問題ないスキルを。それくらい周りを見る意識を。首をふって周りを見るのではなく首を振ってボールを見るくらいに。極端だけど。あとはターンのときに足を埋めない

問題:おまえさんは抽象化する能力が高いけどなんで?

答え:そんな能力が高いだなんて本当に??ただ、僕はスーパードライなので、その性格ゆえかも。ほら、こうあったらいいな?とか自論に近づけようとする、なんてことがほとんどないので。あとはそんなことをしたらゲームからのフィードバックがゆがむからさ。指導者やっていると、それは致命傷なのさ

問題:欧州は広く守って、日本は中央圧縮からのサイドへの誘導が目立つけどどっちがいいの??

答え:申し訳ないけど、ケースバイケースやで。こういうところがスーパードライなところなんだと思います。

問題:福岡戦なんだけど、紺野くんの守備役割がきついって言ってたでしょ?でも、紺野くんめっちゃ活躍したよね。そういうこと??

答え:紺野くんが守備をさぼっていた、もしくは免除されていたなら、その理屈は成り立つけど、守備頑張ってたからね。

問題:ボールを持ちすぎと時間を作るの境界線はどこ?

答え:ボールを持ちすぎはチャンスをつぶすこと。ゴール前に送ればチャンスなのに送らないやんとか。時間を作るは味方が良い状態でボールを受けられるタイミングまで待つこと

問題:時間と空間の構築に関してフィジカル面の優劣ってかなり影響するの?

答え:めっちゃ影響します。どれぐらい走れるかとか大事です。特にかみ合わせをかみ合わせにいく部分、この試合だったらサイドの選手はどれだけ走れるか?大会でした

問題:スタメンで注目したほうがいい選手いる?

答え:安居

問題:立ち上がり20分の注目点は??

答え:試合が本来の表情を出すまでの両チームの自己紹介

『たぶん、試合が始まる前までの質問がこんな感じです』

問題:15番が浮いています!どうしますか?

答え:僕ならマンマークにします。逆サイドなら捨てますけど

問題:相手のスローインでディアナーレを組んでいたけど、ありなの?

答え:逆サイドは高い位置に置くってのはありです。実は公式です。攻撃的にふるまうときの公式。

問題:ショウヤとリンセンにボールは入らないのなんで?

答え:相手のブロックの中から出てこないから。出てこないことがチームから与えられた役割っぽいからと思っていましたが、後半の二人はブロックの外へめっちゃ出てきましたね。

問題:ビルドアップのときに配置の変更で時間が作れなかった場合はどうしますか?

答え:時間を作れるまで様々な配置の変更を繰り返します。スタミナと繰り返される判断と決断は無限ではないので

問題:トップ下とサイドハーフはどっちのほうが守備が大変?

答え:サイドハーフ!!!ウイングバックのような役割だと特に大変

問題:前からの守備がはまりだしましたが、サイドハーフのポジションチェンジのせいでしょうか

答え:その可能性が高いくらいで断言するには根拠が乏しい印象です。ただ、左サイドが活性化したのはそのせいでしょう。

問題:2枚ははがせる大久保選手のブレイクのきっかけは何になりそうですか?

答え:とにかくシュートを打ちまくること

問題:前半20分から武漢がボールを持つようになったのはなんで?

答え:サイドハーフが相手の3バックまでプレッシングをかけることをやめたから。やめた理由はたぶんサイドバックが間に合わない場面が増えたから。

問題:次の受け手の未来まで予測するなんて難しすぎるけど、コツはありますか?

答え:センターバックがボールを持っているときのような静的な場面ではもうボールを見ないで次の部分を見るとか

問題:ハーフタイムを受けて両チームに変化がありましたか?

答え:特にないっす

問題:なんで浦和はブロック守備をやらないの?

答え:苦手なんではないでしょうか。思い出してみると、埼スタの名古屋戦もハセケンがずっこけたように、ぼこぼこにされた記憶があります。ショルツたちは一対一の場面もカウンター対応でも確かに最強ですが、順々に味方がはがされていくような状況でも対応を得意としている選手はいません。442で構えるのが基本ですが、そこからどのように規制して相手の選択肢を奪っていくのか?はあんまり得意ではない印象です。嚙み合うとマリノス戦のようにスーパーな試合になりますが、こちらが配置を変えない限りは相手に依存しますからね。

ひとりごと

皆様、本当にありがとうございました。ご祝儀に頼らないようにもっと精進します!!

 

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