「さて、今日はチーム森保について備忘録を残しておきたい。遠い未来になって振り返ることができる何かを残しておきたい気分なのだ」
「で、今回はこの2連戦について感じたことをつらつらと書いていきたい」
「書いていきたいと行っても、footballistaのWEBで書いてしまっているのだけどな」
「有料なところが心憎いのだけれど」
「バラ売りにも対応してもらいたいところだけどな」
「と、くだらない話はおいておき、チーム森保について考えていく」
「チーム森保は本当によくわからない」
「オーマン戦で敗北、中国戦も1-0とぎりぎりの勝利」
「相手への対策などが見えにくく、試合ごとの変化もあるようでないようなので、森保監督への風当たりも強くなっていった」
「そしてサウジアラビアに負けて、森保監督は解任や!という話がメディアからも出てくるようになった」
「次が長谷川健太には驚きだな」
「しかし、オーストラリア戦に勝ったことで、解任報道もどこ吹く風」
「このまま森保監督で突撃していくしかない!道を選んだわけで」
「どうなることやらだな」
「率直に言って、森保監督の印象を教えてほしい」
「印象か」
「印象で構わん」
「5-4-1の塹壕とボール保持による自陣支配によって、試合をスローなものにする印象がある」
「サンフレッチェ広島時代の話か」
「で、3-4-3でプレッシングや!とか選択肢を増やそうとしていたが、ミシャ式の呪いに苦しんだまま解任された印象だな」
「サンフレッチェ広島時代の話だな」
「ボール保持と撤退を組み合わせる作戦は面白かった。相手がボール保持をしていても知らん顔。自分たちがボールを保持しているときも相手を知らん顔だからな」
「今の日本代表とは偉い違いだな」
「ミシャ式の継続だったとはいえ、森保監督は3-4-2-1に良い意味でこだわりがあると思っていたけれど、オリンピック代表で少しやって、結局は猫も杓子も4-2-3-1になっていったからな」
「あれはやはり選ばれる選手にとって親しんできた4-2-3-1を優先したということなのだろうか」
「選手ファーストの監督と言われているくらいだからその可能性は高いやろ」
「ハリルホジッチの変からにしのんジャパンになって、日本代表のテーマは選手それぞれが120%の想いを試合にぶつけるみたいになっているからな」
「おれたちは3-4-2-1では想いをぶつけられません!という話はおおいにありそうだ」
「ザッケローニも3バックをほとんどやらなかったしな」
「ま、強いチームはあれやろ、このチームのサッカーと心中します!くらいの信頼感が選手にないといけないから」
「なので、だったら、選手も決めていこうぜ方式は言い訳ができなくなる」
「自分たちにも裁量があるのだから、自分たちで選んだサッカーやろ、やれや!とは言いやすいもんな」
「それを日本代表でやる必要があるのか?という意見があるのだが」
「ハリルホジッチと心中することができなかったらのだからしょうがないだろうという見方もある」
「選手にどれだけの裁量があるのだろうか、いや、サウジアラビアに負けた時点で話し合わせている場合じゃないだろうと思っていたら」
「森保監督が急に4-3-3を実行したというわけか」
「これも監督が主導なのか、選手が主導なのかはよくわからないところで」
「流石に監督が決断したと考えるべきが妥当だと思うけどな」
「ちっともプレッシングがはまらないなかで、外切りのプレッシングや!3センターや!という考え方は選手にもあったのだろうという気配はサウジアラビア戦からも見ることができた」
「だからといって重宝されてきた柴崎と鎌田を外す決断を選手ができるかというと流石に無理やろ」
「ここまで追い込まれないと動けない!というのもいろいろな理由がありそうで嫌だけどな」
「ところで、岡田監督のことを思い出してみたんだ」
「岡ちゃんメソッドか」
「メソッドではなくてフランスワールドカップのときの話なんだけど、キング・カズを代表から外しただろう」
「あのときの空気感は怖かったな」
「今で言ったら、誰を外せばあのときの衝撃になるのだろうか」
「で、岡ちゃんは南アフリカでもご存知のように土壇場で転向を行っている」
「中村俊輔、香川真司、内田篤人がスタメンから外れたと記憶している。香川真司はスタメンかどうかも怪しかったけどな」
「そう考えると、岡ちゃんはえぐい」
「えぐいな」
「そう考えると、森保監督はおとなしい」
「確かにハリルホジッチやアギーレはへんてこな選手を代表に呼んでいた記憶もあるな」
「ま、森保監督も色々と大変なんだろうな」
「せめて今回の4-3-3が森保監督のアイディア、決断であったことを祈ろう」
「そのわりには試合後のインタビューで選手が色々と話していたけどな」
「それはいいっこなしだな」
「で、有料の記事に書いたことを少しここに書こうと思うんだけど」
「footballistaに怒られたら消せばいいだけだな」
「3-2-5が流行ってるやん」
「流行っているな」
「ビルドアップもマンマークがベースになっているせいで8対6が8対7になっているやん」
「せやな」
「で、問題になってくるのは、どうやって相手を止めるかやねん」
「相手陣地でボールを奪おうとすると、空を使われる時代だからな」
「で、自陣で引いて守ろうとしても守備の基準点が定まらないことで、撤退守備の人海戦術風味になってきているやろ」
「猫も杓子も5-3-2やな」
「5-3-2の最大の長所はハーフスペースにセンターバックとインサイドハーフを配置することで、ハーフスペースをハーフスペースでなくすことが肝となっている」
「ダブルで埋めるところに価値があると。一人が動いてももう一人がいればどうにかなるからな」
「真面目な話をすると、そこから動かないことが撤退守備のトレンドになっている」
「つまり、ボールを動かすんじゃない、相手を動かすんだと言うやろ」
「しかし、どうせお前らはハーフスペースを使ってゴールに迫ってくるんだろう?なら、おれたちはそこで待っているよ作戦だな」
「これにマンチェスター・シティは苦しんでいた」
「では、5-3-2に対して、相手が動かなければならない状況を作ろうと画策していたのが昨シーズンの終盤戦だった」
「例えば、サイドバックにスルーできない選手を配置するとかな」
「3センターの間に人を配置してみたりな」
「ボールを動かして相手を動かす&選手の配置で相手の配置を動かすというか」
「5-3-2に対して、サイドから私が3人目だから攻撃をしてみるとか」
「この話が日本代表に何の関係があるというのだ」
「日本は人への意識マシマシな守備をしている」
「3センターへの変更もその意図を強く感じている」
「そして選手の移動距離も良い意味でも悪い意味でも長い」
「特に冨安健洋と遠藤航の守備範囲の広さが異常だ」
「だから、彼らを逆に動かさない、もしくは彼らの移動範囲をさらに広げるような作戦を相手がしてきたとすると、なかなかに厄介になる気がする」
「サウジアラビアとオーストラリアはそんな意図を感じさせてきたからな」
「次の試合も4-3-3になるのかどうかはどう思う?」
「ボール保持を考えると継続なので、継続するやろ」
「オプションにはならないということか」
「それだけ4-2-3-1のほうがバランスが悪いからな」
「遠藤航と守田英正のセントラルハーフコンビで4-2-3-1を見てみたい気持ちはあるけれど、その場合は浦和のよしおくんみたいな選手がトップ下に入らないと、今回の4-3-3で得た恩恵は消し飛びそうだな」
「その恩恵をどのように考えるかは次回の楽しみとして」
「ではまた」
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