「さて、ブログを更新すると言ったのに二ヶ月ぶりの更新となっている」
「サッカーの試合はちょいちょい見ている気がするので、ブログを更新する暇がないということなのだろうか」
「そういうことだな。全部コロナのせいだな」
「普通はコロナのおかげで時間があまりそうなものだけどな」
「こっちはコロナのおかげで心を亡くすような日々を過ごしている」
「それはさておき、日本のワールドカップ出場がきまった」
「無事に決まったな。サウジアラビアに負けたときはまじで終わったと思ったけどな」
「あそこから[433]川崎フロンターレを添えてに決断した森保監督は見事だった」
「川崎フロンターレは添えているのか」
「間違いなく添えているやろ」
「なんにせよ、ピッチの監督に田中碧と守田英正が任命され、このコンビを中心に全体の配置が調整されていったところは非常に興味深い」
「配置の調整が森保監督の仕事なのか、このコンビの仕業なのかは興味深いところだが、表には出て来ない情報だろうな」
「森保監督も含めて共犯と考えるほうが自然だろうが、守田中が全体図を作っていると考えないと違和感を覚えることも事実なところで」
「で、ここで強いチーム、そうでないチームについて考えていきたい」
「唐突だな」
「ソースが見当たらなくて恐縮なのだが、アトレチコ・マドリーにティアゴという選手がいた。たぶん、彼の発言だと記憶しているんだけど、『我々はシメオネのために死ぬことができる』みたいなことを言っていた」
「物騒な話だな」
「アトレチコ・マドリーっぽいエピソードやろ」
「確かにそうだな」
「何が言いたいかというと、自分たちのサッカーと心中する覚悟はあるのか、そこに誇りはあるのか!という話になる」
「チーム森保にはその気持ちがあるというのか」
「オリンピック代表の試合を見ていると、その気持ちはあったやろ。久保くんとか試合後に号泣だったじゃないか」
「泣けばいいというわけではないと思うけどな」
「だって、あんなに走りまくっていたじゃないか、みんな」
「そのせいで遠藤以外は故障気味だけどな」
「遠藤がなぜあんなに頑丈なのかは誰かに調査してほしい」
「それはさておき、自分たちが行うサッカーを信じられるかどうかは大事というか」
「それはまあわかるな」
「自分たちが行うサッカーを自分たちで主体的に決められるならもう言い訳はできないかなって。おれたちはこんな塹壕サッカーはしたくないんだ!みたいな齟齬は起きないやろ」
「そう繋がるわけか」
「スタッフがプレー原則をある程度は決めるのだけど、細かいところは自分たちでやって方式」
「自分たちで決めているのだからそれはやる気はあるわけか」
「森保監督になってから、選手に悔いのないように全力を尽くさせる環境設定に根性を出している気がする」
「選手が[3421]に慣れていないなら[4231]を採用したようにか」
「そもそもこれはロシア・ワールドカップで日本が得た遺産みたいなもので。遺産が呪いになっている説が濃厚だけどな」
「というわけで、チーム森保は選手にある程度の権限を移譲することで選手と共犯関係になりつつも、選手も自分たちでああだこうだやることで良い意味で言い訳のできない状況に全力で取り組みやすい状況説か」
「なので、試合中の修正とかは苦手。だから、めんどくさいからボール保持の時間を増やして解決しようぜになっていることは興味深い現象で」
「で、話題は分断へと」
「日本代表のストーリーはドーハくらいからしか記憶にない」
「ドーハの悲劇は本当に悲劇だったな」
「そしてJリーグが誕生し、空前のサッカーブームとなる。2002年にワールドカップが日本で開催される。その前に出場しないと恥ずかしいやろ理論で98年は全力を尽くしていた」
「岡ちゃんの登場とジョホールバルの歓喜か」
「94年の予選はオフト監督だった」
「懐かしいな」
「オフト監督はラモス瑠偉と衝突をしながらも粘り強くサッカーの基礎を改めて日本に広めていった気がする」
「で、その流れでファルカンが登場するけど、わけわからないうちに加茂周になる」
「岡田監督で98年のワールドカップには突撃するけど、わけのわからないうちに敗退する」
「塹壕だったかもしれんな」
「塹壕だったかもしれん」
「で、塹壕ではあかんと、ベンゲルの紹介でトルシエ監督が登場する」
「ちなみにこの頃からアンダー世代の代表は海外遠征を頻繁に行うようになっていく」
「このあたりで田嶋閣下が活躍していたと聞いているが、正確な事実かどうかはわからない」
「そんで若手が台頭し、ワールドユースでも結果を残すやなんやしていくと」
「本大会ではフラットスリーを捨てて、トルコ戦ではわけのわからないスタメンで大会は終わる」
「振り返ってみると、よくわからない内容の本大会だったのかもしれんな」
「2006年はジーコ御大。黄金の中盤と言われるほど、豪華な顔ぶれはマネージメントの問題で瓦解する」
「最高の11人を並べてもしょうがない。トルシエが秋田と中山を呼んだ伏線が回収された瞬間だったな」
「2010年はオシム監督で日本サッカーの日本化が叫ばれたけど、すったもんだがありまして、岡ちゃんが登場する」
「本大会前に突然の転向を遂げた岡ちゃんによって、塹壕リバイバルが起こる」
「しかし、中澤佑二と田中マルクス闘莉王と撤退守備で世界屈指のコンビと走って死んでタスクをこなす前線と止まっているボールを蹴ったら最強の組み合わせははまってしまった」
「というわけで、誰にも期待されていなかったけれど、2002年以来のBEST16に到達する」
「だが、塹壕では夢がないのかなんなのかはわからないけど、流石にボールをもう少し保持して世界と戦えるように!自分たちのサッカー!を合言葉に突き進んでいくことになる。助演はザッケローニ」
「助演なのか」
「助演やろ」
「選手の意思を尊重しながら本大会に突撃するもののあっさりと破壊され、ザッケローニも本大会でご乱心となる」
「その反省を活かし、これはワールドカップを経験している監督でないと無理なんじゃないか。ワールドカップで勝つためのサッカーを!でアギーレが登場する」
「しかし、アギーレもすったもんだがありまして、ハリルホジッチが登場する」
「無事にワールドカップ出場は決まったが、こちらもすったもんだがありまして、西野朗が登場する」
「すったもんだが多すぎだな」
「そんな急な監督交代でどうにかなるのか!となったが、コロンビアが速攻10人になる&PK獲得という豪運とグループリーグの勝敗の組わせにも恵まれる」
「あれは運が良かったな」
「で、ベルギーにも善戦をしたことで、ハッピーエンドな雰囲気で大会が終わった」
「というわけで、ワールドカップに勝つために呼ばれたアギーレとハリルホジッチの物語は夢半ばで終わり、気がついたら、もう日本人監督で大丈夫やろ、という流れに急転換している」
「この流れを正当化する結果がロシア・ワールドカップとなっている」
「結果がすべてをごまかすというやつか」
「ただ、ワールドカップを重ねていくなかで、こんな監督なら上にいけるんちゃうん?という流れをぶった切ったのは悪手やな」
「でも、クラブチームもそうだけど、オーナーとか上のスタッフが変わったら総入れ替えなんてことはサッカーあるあるだからな」
「相変わらずスーパードライやな」
「ただ、この西野朗から続く選手との共犯関係が今大会でどうなるかは興味深い」
「チーム森保の大会結果だけを見ていると、失敗とは言えんけど、結果が出たのは予選だけだからな」
「アジアカップはカタールにぼこぼこにされ、オリンピックはスペインにぼこされ」
「ぼこされと言ってもスコアに差はなかったけどな」
「ベルギー戦の善戦に比べると、ぼこされているやろ」
「チーム作りに時間がかかることは嘘ってことはチーム森保が証明している」
「確かに[433]は急にそれなりの形になったからな」
「まだまだ未完成なところは試合を行いながらって感じだったことも忘れてはいけないけど」
「で、カタールワールドカップの結果でどうなるんやろうな」
「グループリーグ敗退になったら、やっぱりワールドカップで勝ったことのある監督を連れてこようぜになるのか」
「それでも日本人監督路線でいくのか」
「鬼木監督になったらウケるけどな」
「結局は結果しか評価されない世界なので」
「我々はできる限り内容をみていこうと思っていますけど」
「それも含めてどうなるか見てみましょう」
「乞うご期待」
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