「さて、今日はかつては恒例だった気になっていることシリーズを始めていきたい」
「懐かしい記憶だな」
「懐かしいだろ」
「ところで、今日はどんなことが気になっているのか」
「気になっていることはサッカーメディアだな」
「なるほど、ツイッターでも匂わせていたからな」
「サッカーメディアがつらそうでな」
「マネタイズ問題か」
「自分は試合後の選手のインタビューや監督の記者会見を昔は読むのが好きだったんだ。しかし、最近はそれらが有料になってしまっているケースが多くてな」
「有料にしなければやってられない!ってことなんだろう」
「そうなんだろうけど、サッカーにおいて最も大切なコンテンツはなにかわかるか?」
「試合」
「その通りだな。なので、その試合に関するコンテンツは無料で広めるスタンスのほうがいいのではないか?といつも思っている」
「試合そのものを無料で!は明らかに間違っていそうだけどな」
「ときどきは地上波でやってほしいけれど、意外と地方局ではときどき流しているからな」
「まあ、気持ちはわかるけれど、番記者の人たちも大変なんだなと思う」
「で、番記者の人たちはおいておくとして」
「おいておくのか」
「問題はメディアになる。例えば、いい記事も分割になっていたり、広告だらけで見にくかったりすることが多い」
「マネタイズ問題か」
「だからといって、有料にすれば広告は消える。その代わりに、多くの人に届かない問題になっていく」
「あちらを立てればこちらが立たずか」
「サッカーにおいて有料でも読みたい情報というのはなかなか難しい」
「自分も若かりし頃は課金して情報を集めていた頃がある。振り返ってみると、役に立っているのは海外のカンファレンスをひたすらに翻訳してくれる情報くらいだった」
「話が少し戻すと、サッカーの最大のコンテンツである試合周りの情報に課金するつもりはないのか?」
「マッチレポなら無料で個人がやっているものが見られるだろう。」
「マッチレポ界隈も色々あったな」
「パルちゃんとスケゴーさんの殴り合いはすごかった」
「ただ、昔と比べると、勉強になります!みたいなコメントが並ぶブログは減った気がするんだけど」
「それは時代の流れだろうな」
「時代の流れか、動画は全く見ないからあっちの世界はまじでわからんな」
「最近のマッチレポ界隈はサッカーを深く潜る、勉強する、解析することよりも、チームのサポーターが試合を楽しむ要素として行っていることが多いように見える」
「もうちょっと詳しく」
「例えば、仙台を例に出そう。あの界隈は未だに多くの人がベガルタ仙台の試合を継続してみてレポを書いている。彼らは仙台の試合を理解することによって、より仙台のサッカーを楽しもうとしている。何よりも継続してみていることが大きい。自然と深く潜る、勉強する、解析するということも自然に行えている」
「マンネリ化もあるだろうけれど、特定のチームを継続してみることのほうがサッカーの勉強になるのは間違いないからな」
「特定のチームの試合を追いかけることがサポーターの人は苦行でもないしな」
「そういう意味では、試合の楽しみ方のひとつとしてはなかなか興味深い現象となっている一方で、特定のチームを追いかけるいるわけで、世界のサッカーの目を向ける必要はないとなる」
「ベガルタ仙台のサポーターがストーミングの研究をする必要はないわけだからな」
「あの人は最近のイタリアのサッカーをどのように解釈するのか?とかは聞いてみたいけれどな」
「なので、ちょっと昔と違う。例えば、スケゴーさんやパルちゃんが特定のチームのレポを書き続けたか?というとちょっと違うやろ」
「よって、昔の乱立時代とは性質がちがうというか」
「無論、正誤性の問題でもない」
「まとめると、サッカーは有料のサイトが増えた」
「無料で見られるサッカーメディアは広告が一杯。マネタイズに苦戦しているため記事の質も落ちている。今日の田中碧の記事はなかなかのクオリティだった。がーすけめっちゃ怒ってたな」
「彼は最近怒りやすいから要注意だな」
「一方で個人が運営しているブログなどのクオリティは維持されてる」
「ネットでの交流や様々な方法を使ってラジオみたいなことをする人も出てきている」
「にぎやかな時代だな」
「そんな中で、お前はどうする?と命題を突きつけられて早何年だろうか」
「なるほど、結論はそんなところに行くのか」
「自分の初期の頃は、WOWOWで放送していた試合をマッチレポしていた」
「スポナビブログ時代だな」
「自分はサッカー指導者の端くれを今でも続けられているのはあの頃の積み重ねのおかげだとまじで思っている」
「トレーニング方法は本や見学で勉強し、実際にグランドにたち練習をしきり、試合の采配をする」
「で、試合を見て様々なケース・スタディや現代サッカーのいろはを学んでいた」
「合言葉は、全ては試合に詰まっている、だったな」
「ピッチに全部落ちている、だったような気もするけどな」
「で、リーガの試合を中心に見てから徐々に他の国のリーグやJリーグ、代表の試合にも広げていったわけか」
「ちなみにフットボールタクティクスを世に広めたのは自分で間違いないと思う」
「自分がブログで使ってから一気に世に広まったことはよく覚えている」
「で、ま、色々あって更新頻度が落ちるわ、本を出すことになるわ、おかげさまでお金をもらって記事を書くこともあるわけやけど」
「ちょっと原点回帰しようかなという気持ちになっている」
理想の音楽レヴューとは何か?「Pitchfork」編集長が語る音楽メディアの未来 @wired_jp https://t.co/LrB6oZtvjR
こういうサッカーのサイト作ろうぜ!
— らいかーると (@qwertyuiiopasd) July 12, 2018
「2018年のつぶやきが元ネタだったわけか」
ぼくらが理想としている読者は、あるチームや特定のリーグではなく、サッカー全体で起こっていることに興味があって楽しめる人だね。ポゼッションだろうが、カウンターだろうが、そこでいま起こっている面白いものに首を突っ込みたくなる、そういう『サッカーギーク』であってほしいんだ
— らいかーると (@qwertyuiiopasd) June 29, 2021
「というわけで、このブログを淡々と更新していこうと思う」
「週二くらいが目標だな」
「原点回帰なので、マッチレポが中心となる。図はなし」
「動画の時代に文字だけでやるわけか」
「マネタイズは一切意識していないからな」
「誠実なインプットとアウトプットは金にならないからか」
「幅広く世界で起きていることを試合を通じてお伝えできればなと」
「あとはときどき特集だな」
「3-2-5とは何なのか?みたいな」
「こんな宣言をする必要もないと思うのだけど、書かないとやらなそうだしな」
「書いてもやらないことのほうが多かったけどな」
「書けば誰かがやってくれるかもしれないしな」
「というわけで、誰かよろしくお願い致します」
「ではさらばじゃ」
コメント